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トライアスロンへの道22 [トライアスロンへの道]




ショートタイプ(51.5km)と違いロングトライアスロンに出場するには、
参加資格や提出を義務付けられる書類などがある。

それはショートタイプを完走したことがあるとか、
水泳で何キロ泳いだ証明書とかだったりするし
参加者が多い場合は過去の大会成績などで選考される。

当時のオロロントライアスロンでは
病院の健康診断書と負荷心電図が必要とのことだった。


健康診断はいいにしても「負荷心電図」
というのは初めて耳にする言葉だった。

近くの診療所やクリニックに聞いても
やっている所はなかったので、大会事務局に聞いてみた。

すると、大会に出場する医師がやっているクリニックがあるから
そこで受けるといいと聞き、連絡して行ってみた。




私は一通りの健康診断を受け負荷心電図もとってもらった。
負荷心電図とは文字通り心臓に一定の負荷を掛けた後に
心電図をとる検査で、どれだけ酸素を摂取する力があるのか計るらしい。

私の場合はエアロバイクをある程度の力で
漕ぎつづけてから心電図をとった。


その後の医師の診察では「素晴らしい心臓だ!」
という解りにくい褒め言葉をいただき、
トライアスリートでもある医師から太鼓判を押された。

さすがに毎週のように早朝から夕方まで鉄人達と練習していれば、
知らないうちにアスリートと呼べる心臓になれるんだと妙に感心した。





実は今まで参加したトライアスロン大会は
プールを使用していたので、海での大会は初めてとなる。

しかもその時点ではショートタイプの大会にも出たことが無いのに、
いきなり本格的な大会がロングトライアスロンになるのだ。

マラソンで言えば10キロを完走して
すぐに100キロのウルトラマラソンを走るようなものだ。



今考えると恐ろしく無謀な挑戦だったのかもしれないが、
当時の北海道では海で開催されるトライアスロン大会は
このオロロンライントライアスロン国際大会しかなかった。

わざわざ飛行機に乗って他県の大会に出る予算も暇も私にはなかった。

だから結局のところ、当時の私には244kmのトライアスロン大会に
出るしか選択肢がなかったのかもしれない。




次回に続く


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