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千歳JAL国際マラソン [大会情報]


昨日は千歳JAL国際マラソンでした。

国際空港からも近くフル・ハーフ・10km・3kmなど
多種目レースで1万人を超える参加者の大規模大会。

北海道では札幌マラソンに並ぶ参加者。

サロマ湖100kmウルトラマラソンの
3週間前に行われることからその調整に参加する人も多い。


20110605_start.jpg


私は今回が3回目のエントリーで
毎年「ゆっくり」と走っているのですが
今年はちょっと頑張っちゃいました。

結果は手元の時計で3時間39分台。

自己ベストには1分届かないものの、
昨年の北海道マラソン以来の3時間40分切りで
ちょっと具合悪くなり参加賞の地元産じゃがいも
インカのめざめにも箸が進まず(笑)


20110605_goal.jpg


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幻の自己ベスト [大会情報]



日曜日の洞爺湖マラソンでは色んなことがありました。


・当日朝の土砂崩れによる距離短縮
・収容バスの遅れによる選手達のクレーム
・かなりのランナーがスタート地点まで公道を走った


いずれも自然を相手にするスポーツならでは結果なので

何が正解と言うのはないと思います。



だから私はスタート地点までのランも自ら楽しんで走りました。



最初からフルマラソンを走るつもりで来たんだから

当たり前だと思ってはいましたが20kmを全力で走った後の

約13キロランは給水がないこともありかなり効きました。







そんな洞爺湖の20kmマラソンですが、

私自身はかなりいいレースが出来ました。



20キロまでのペースでもし21.0975kmを走っていたら

ハーフマラソンの自己ベストを更新していたほどです。




最後のラップが一番良かったことを考えると、

自己ベスト更新は確実だったと確信しています。




出来れば20kmではなくあと1kmほど延ばしてもらえれば…



これはコースレイアウトやゴール地点での

スペースも関係あるのでしょうがないですね。




いずれにしても今の状態で6年前に出した

ハーフマラソンの自己ベストを更新できる力が

あることが解っただけでも良しとします。


しかも今年はスピードレース用のシューズ

「アシックス ターサー」を購入してしまったので

嫌でも自己ベストを更新しなくてはなりません。



とにかくこれからスピード練習と減量、頑張ります!




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北海道マラソンエントリー [大会情報]


今年もこの季節がやってきた。

北海道マラソンのエントリーは
年々競争が激しくなっている。

2年前に参加資格が緩和され募集定員が
増えたことから、今まで北海道マラソンに
出られなかった人達が一気に増えた。



その一昨年のエントリーは過酷なレースなった。

申し込みサイトはエントリーどころか、
ログインさえも出来ない状態でヤキモキしたが、
数時間すると落ち着いてエントリーすることが出来た。

そして昨年はサーバーを強化したのか、
わりとスムーズにエントリーが完了。



しかし今年は更に競争が増したようで、
エントリー開始後の9時10分にログインすると
「整理券」と書かれた画面が…

よく見るとすでに1,200人あまりが待機状態で
エントリー画面に入るまで1200秒待ってくれと。

1200秒ってことは20分もこのまま待つことになるらしい。



それから20分弱経過すると
かなりスムーズにエントリーが完了。

9時30分には払込票を印刷して、
9時45分には近くのコンビニで払い込みを完了。

先着順とは言え受付開始から45分後に
払い込みを完了すれば、さすがに間に合うだろう。



でも、それでも間に合わなかったとしたら
丸一年間呆然とするしかなくなる。

まずは参加承認証が届くのを待つだけです。




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2010北海道マラソンレポート 完結編 [大会情報]


35kmを過ぎても不安を抱えてはいたが、
その後の給水所では周りのランナーに
持参していた塩を差し出す余裕もあった。

35kmの通過タイムから計算すると
残り7キロを42分以内で走れば
自己ベストを更新できそうだ。



ペースは確実に落ちていたが
1キロ6分で走る元気は残っていたので
後はどれだけ記録を更新出来るのか、
ということを考えていた。

時間も午後3時頃で気温も徐々に
下がりだしていたので残り何キロから
スパートをかけようかと考え始めた。



ゴールが近づくにつれ
沿道の応援は人数も歓声も増えていた。

新川通から北海道大学の構内に入ると
スパートをかける前に最後のミニ大福を食べた。




40キロ通過  3:28:06(27:31)




わずかではあるが35kmまでよりはペースが上がっていた。


そして北大構内では学生と思われる団体が、
クイーンの曲を流して応援していたので
思わず両手を挙げてその応援に答えた。

するとその歓声は更に大きくなり
レスポンスの良さに私のテンションは上がった。


更に40km地点の手前では

「プチアス(本名)さ~ん」

という声が聞こえたが私の本名はよくある苗字なので
私を応援したのか良く解らずそのまま走り続けてしまった。





残り2キロ、スパートをかけるにはいい距離だ。





自己ベストを更新できることは確実だったので
無理をする必要はなかったのだろうが
北大構内を抜けて道庁を通過する頃の
沿道の声援はもの凄かった。

沢山の声援が全て自分に向けられているような
錯覚に陥り私の体は自然と熱くなって
スピードを上げないといられなくなった。




自分の記録がどこまで伸ばせるのか?

自分の今の実力はどのくらいなのか?




とにかく今出来る全力の走りをしなければ
後悔するような気がした。

大通に向かってグイグイ走り、
最後のターンをする時の声援は快感だった。



どこの誰かもわからない私を沢山の人が応援している。



まるで北海道マラソンをトップで快走している、
そんな勘違いというか自己満足に浸ることが
とても楽しくなっていた。

本当に北海道マラソンに出て良かったと思いながら
私は全力でゴールラインに向かって走った。





ゴールタイム  3:38:53(10:46)




ゴール後はまともに歩けないほど弱って
係りの人に支えられそうになったが
完走メダルだけはちゃんと起立して掛けてもらった。


しかし、さっきまで1キロ5分以内で走っていた足は
痙攣してしばらく動けなくなっていた。


自己ベストを約5分更新した余韻に浸りながら
アイシングをしている時近くにいたランナーと色んな話をした。

短い時間だったが、
今日の内容や履いているシューズの感想、
本当にランナー同士の交流は素直で楽しい。


そして、今年から無料で配布されている
北海道米のおにぎりを食べて

今年の北海道マラソンは終わった。









タグ:マラソン
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2010北海道マラソンレポート その3 [大会情報]



20キロを通過する頃から外反母趾の痛みと
暑さによるペースダウンが自分でも解ってきた。

しかし、私が走っているペースは
まだサブ3.5が狙える位置で周りも
元気なランナーが多かった。



そんな時、対向車線から中継車が通過し
男子トップだったモグス選手が見えた。

彼は箱根でも活躍した選手で
身長もさほど高くはないので何となく親近感はあった。

そんな彼のしなやかな筋肉と走りを見て
少しやる気が戻った気がした。

更にはその後女子トップの原選手もすれ違い
何とか頑張らなきゃという思いで走り続けた。



しかし、周りに建物がない新川通は
かなりの暑さになっていて風もほとんどない。

体感温度は相当上がっていたので
記憶が遠のきどこかへ飛んで行きそうだった。


とてもじゃないが黙って淡々と走っていると
危ないと思い沿道の応援に集中してみた。

色んな人が応援していて様々なプラカードを
持っている人が多いことに気が付いた。

選手の名前やゼッケン番号はもちろん、
選手を励ます言葉が目立った。



「ガンバレ!」「あきらめるな」

「もうすぐ給水所」「あと○○キロ」

更には「はるな愛に負けるな」という言葉もあった。



それにしてもこの新川通は長い。

昨年のコース変更でこの長い長い単調な道のりを
折り返すことになり確実にランナーを苦しめている。

景色の変わらない場所を走ると
モチベーションが下がりペースも落ちる。

事実、昨年は涼しい環境だったにも関わらず
新川通に入るとモチベーションが下がっていた。



25キロ通過  2:04:43(25:46)



すでにキロ5分ペースを維持出来なくなり
「このままペースダウンしてしまうのか」という
マイナスイメージが頭の中を駆け巡り
いつ心が折れてしまうのか?という状況だった。

新川通の折り返しではまさに足がフラフラで
ちゃんとUターンできるか心配だった。


でもとにかく給水所では軽く塩を舐め
水を口に含んだ後、頭や太ももに水をかけた。

スポンジポイントでは首周りを冷やし
脇にはさんだりして急速冷蔵に努めた。

シューズが濡れるのは嫌だったが、
とにかく体を冷やさないと何かが壊れそうだった。



記憶も途切れ途切れで頭の中は
「苦しい」という言葉で埋め尽くされていた。

しかし、あまりの暑さで記憶が薄れているのが
かえってペースを安定させたのかもしれない。


今年から採用された給食ポイントでは
SOYJOYが置かれていたがさすがの暑さで
あまり食べている選手は少なかったように思えた。

むしろ自分で持参したミニ大福の方が
食べやすかったのでSOYJOYは
半分くらいしか食べられなかった。



30キロ通過  2:32:28(27:45)



記憶が薄い中でも残りのペース配分だけは
なぜか綿密に計算することは出来た。

自己ベストを更新するには残り70分なので
1キロ6分では間に合わない。

何とか1キロ5分半くらいを維持しなくてはならない
とは漠然と思っていた。



そんな計算をしている31キロ付近で
沿道にいるサロマ仲間のF先生を見つけた。

「何か飲むか?」と言われて差し出された
コーラを思わず吹き出してしまった。

さすがに普段の見慣れないものは飲むものではない。



そしてその後にはサブスリーランナーのHさん、
久々に出会ったKさんと次々に知り合いを見つけた。

明らかにペースが落ちている中でも
知り合いを見つけられると少しは頑張らなきゃ
という思いが再びこみ上げてくる。



35キロ通過  3:00:35(28:06)



ジリジリとペースが落ちていることに
私は不安を隠し切れなかった。

昨年は後半寒さで握力が落ち、手が震えて
給水コップが受け取れないことを思い出して
残り7キロほどがどうなるのか不安だった。







(感動の完結編へ続く)


タグ:マラソン
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2010北海道マラソンレポート その2 [大会情報]



北海道マラソンは昨年参加者を増やしてから
スタートの整列をブロック毎に分ける体制にした。

それによりゼッケンの頭にあるアルファベットが
ランナーの実力を現しブロックの通行手形にもなる。


北海道知事の号砲と共に先頭集団はダッシュするのだが、
私のいるEブロックはタイムが進んでいることを感じさせない。

少しするとノロノロと歩き出し、再び止まる。
また歩き始めたが、まだ走れる状況ではなさそうだ。

そんな状況のままやっと走れる流れになり
我々Eブロックの道マラは始まった。



そして、スタートラインに到達したのは1分50秒後。



スタートラインの通過タイムは昨年とほぼ同じ。

昨年はそのままの流れでノロノロ走り
5キロ通過が29分を過ぎてしまったが、
今年はここをもう少しなんとかしたかった。

せめて27分台で5キロを通過すれば
自己ベストも更新できるかもしれないと踏んでいた。


そんな気持ちがあったため
スタートから私はスピードを上げた。

Eブロックの流れで走っていてはまた昨年と同じことになる。

だから今年は走路の右端にある歩道をうまく使って
グイグイ周りの選手をパスした。

どのくらいのペースだったかは定かではないが、
少なくともEブロックの選手は周りにいなくなっていた。



中の島通りを南下して平岸で折り返す頃には
周りがゼッケンC・Dブロックの選手ばかりとなり
「少し飛ばしすぎたかな?」と思い始めた。

しかし、一度上げたペースを落とすのは勇気がいる。

しかも平岸からススキノに戻る辺りは
やや下りとなるのでついついスピードも上がる。


そんな気持ちのまま平岸街道を走る頃には
周りにはAブロックの選手もかなりいた。

少しどころではなく実力以上に飛ばしているのでは?

という不安が私の頭の中を駆け巡り、
どこかでペースを安定させようと思い始めた。



5キロ通過 0:25:48(23:53)



5キロの通過タイムは予想以上に速く、
昨年より3分30秒程も速いことを少しだけ後悔した。

周りのランナーを見るとエリートと思われる人ばかりで
この暑さでは完全に身の程知らずのペースに思えた。

Eブロックのゼッケンを背負った市民ランナーが
ABCゼッケンばかりの中を走っている。


ちなみにA・Bゼッケンは陸連の登録選手で
Aは超エリート、Bは登録している市民ランナー。

C以降が登録していない一般市民ランナーと思われる。

しかし、おそらくCゼッケンの選手は
どう考えてもサブスリークラスだし、
Dゼッケンの選手は3時間30分以内で走る選手達だ。

そんな中、私が背負うEゼッケンは
3時間30分から4時間以内の選手と思われる。



依然、私はAやCゼッケンの目立つ集団の中にいた。

5キロ過ぎの給水後には持参した大福を食べた。

キロ4分40秒台で走りながら大福を食べるのは
結構勇気がいるが、いつも20キロくらいから
スタミナ切れを起こすため早めの対応が必要に思えた。


8キロ過ぎに現れる創成トンネルは
天候により味方になり敵にもなるかもしれない。

トンネル内だからといって暑さをしのぎ
涼むことが出来るのでは?と思っていたが、

昨年は生ぬるく今年はモワッとしていて居心地は悪い。


しかも長さ1キロにも及ぶトンネルを抜けると
そこには灼熱の創成川通が待っていた。

時間的にも午後1時頃になるので
気温も相当上がっていて苦しいポイントでもあった。



10キロ通過 0:49:25(23:37)



やや下りとなる10キロまでのペースは予想以上に早い。
なんとこの時点で昨年より5分も速く通過してしまった。

しかし「俺の体は昨年とは違う!」

そう言い聞かせながらも実際には
何とかペースを安定させようと苦しんでいた。


創成川通から北24条通りに入ると
沿道の応援は一気に増えてくる。

やはり人が多い場所を走ると
ついついペースが上がってしまう。


沿道では通過する選手に対して
うちわを扇いでいる人もいて
私も思わず顔を差し出して扇いでもらった。

そんな楽しみでもないと苦しさが込み上げてきそうだった。



15キロ通過 1:13:47(24:22)



昨年より6分も速く15キロを通過するなんて
この時点では想像もしてなかった。

「体調がいいから」と言うのは簡単だが、
まだ3分の1位しか走っていないのに
こんなに飛ばしていいんだろうか?
と自問自答しながらの走りだった。


北24条通を右折して新川通、
再び右折して琴似栄町通、
今度は左折して新琴似一番通、
更に左折した後右折して新川通に入る。

そんな右左折を繰り返すと
当然足への負担は大きくなる。

昨年は18キロ付近から外反母趾の痛みが出てきたが、
今年もその痛みは同じ頃に出てきた。


新川通に出れば沿道の応援は減るのでは?
と思っていたが昨年より更に増えているように感じた。

和太鼓での応援や小さい子供の声援も目立った。



20キロ通過 1:38:57(25:10)



この辺から路面の照り返しもあり
かなり気温が上がっているように感じた。

実際、33℃まで上がっていたという情報もある。

私は暑さと苦しさから給水時には
持参した塩を直接舐め、黒糖飴を口に含みながら走った。





(その3へ続く)

タグ:マラソン
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2010北海道マラソンレポート その1 [大会情報]



実は今年の北海道マラソンには

並々ならぬ覚悟と準備で臨んでいた。




まずは確実に昨年のタイム(3:48:32)を更新し

天候次第では自己ベスト(3:43:20)も更新すること。



大胆にも真夏の北海道マラソンで

自己ベストを更新することを知人に宣言していた。





そのための準備は、




①練習距離の増加

  大会前3ヶ月 昨年427km→今年569km



②体の絞り込み

  大会前2週間平均

  体重 昨年55.9kg→今年55.1kg

  体脂肪率 昨年15.3%→今年13.9%



③大会前のアルコール抜き

  3週間の禁酒

  (昨年データ不明)





自分の中ではここまで準備をしていたので、

まず昨年の記録は確実に更新できるだろう、

という密かな自信はあった。



あとは天候次第でそこから数分の誤差が出るので

気温が上がらないことを願うのみだった。





大会1週間前の天気予報では、

曇時々雨、最高気温は27℃だったが、

最悪の場合に備えて暑さ対策もしていた。



先ほど書いた禁酒はもちろんだが、

大会前の食生活には気を使った。



元々毎日の起床時には水道水を飲み、

果物を食べ、野菜もかなり意識して食べている。

更には昔から塩分もかなり抑えた生活習慣だった。




そして今年は大会直前までボクサーのように

食事量を減らし水分も水道水以外は摂らなかった。

これは私なりの今シーズンの調整法だが

少ない食事・少ない水分量での飢餓状態に慣れておくことで

大会前日と当日に普通の食事・水分を摂ればそれだけで
かなりのスタミナを溜めておくことになる。



カーボローディングを極限まで極めた形で、

これはサロマで実証済みであった。





大会が近づくにつれ天気予報も徐々に変化。



気が付くと当日の予報は、晴れで最高気温は30℃

という本来の北海道マラソンの天候となった。





その私が大会当日までに用意した物は、

ウエストバックに入れるパワージェルと黒糖飴に塩。



そして某コンビニで買っておいたミニ大福も

全て食べればウエストバックは空になり

ラストスパートを掛けられる計算だ。




ウェアは毎年同じランシャツとランパン・キャップ。

事前に購入したショートソックス。



シューズはサロマで活躍したDSトレーナーだ。




これで準備は万全と思いいざ中島公園へ向かった。



20100829__道マラスタート前.jpg




さすがに公園内はもの凄い人の波だった。


昨年から参加資格が緩和され、

人数も倍近くになったため人間の体温で

気温が上がっているような気がした。




スタート30分前の気温は28℃、湿度は70%。



昨年の気温は21℃くらいだったが、

やはり暑くないと北海道マラソンとは言えない。




そんなジリジリねっとりとした暑さの中、

A~HまであるブロックのEブロックに収まった私は

狭いスペースの中で地味にストレッチをしながら

スタートの時を待っていた。






その2へつづく
タグ:マラソン
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北海道マラソン完走 [大会情報]

気温は28℃から30℃まで上がったそうですが、

最後まで気持ちを切らさずに完走しました。


新川通りでは直射日光が容赦なく突き刺さり、

沢山のランナーを苦しめましたが、

周りのランナー達は頑張ってましたね。



それに背中を押されて

初めて3時間30分台に突入!(38分台ですが)


自己ベストは更新したので、一応目標はクリアかな。



o0320024010719911023.jpg



それにしてもアスリートは

何で自分の体を見せたがるんですかね。


まぁ私もそんなに人の事言えませんが、

一応札幌の中心部なんで少しは空気を読んで欲しいものです。


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サロマ湖100kmウルトラマラソンレポート 完結編 [大会情報]



90キロの関門を11時間4分で通過したということは
残り10キロを1時間56分かけて走ればいいとなる。

10キロを2時間となれば
かなりの距離を歩いてもいい計算になる。


実際のところ過去2回完走した時も
90キロ以降は確実に数キロ歩いている。

しかし今年のサロマでは二つの目標があった。




一つは70キロ過ぎでおしるこを食べること。


そしてもう一つは自己ベストを更新すること。




その一つのおしるこはすでに食べていた。

もう一つの自己ベスト更新には
あと1時間36分で走ればいいことになる。

そう考えると楽なペースになるのだろうが、
サロマでは何が起きるか解らない。


しかも今年は32℃の中を淡々と走ってきてるだけに
いつ体に異変が起きてもおかしくない。

昨年も完走はしたものの80キロ以降は
歩いて走っての繰り返しになった。


そんな不安を抱きながらも
どこまで歩かずに走りきれるのか、
それだけを頼りにコツコツと走った。



ワッカの行きと帰りでは景色が全く違う。



それは天候や気温のせいもあるが
自分自身の気持ちの問題が一番影響される。

ワッカの行きでは「まだ20キロ近くある」
と思いながら走るのだが、帰りは
「あと数キロで完走できる」となる。


当たり前のことだ。


その気持ち一つ一つが積み重なって
それをどう捉えるかがウルトラマラソンを
完走できるかどうかの別れ道にもなる。

はっきり言って90キロ以上走って
足がまともなランナーはいない。

どこかが痛いというよりは全部が痛い、
とてもマラソンと言える速度では走れない。

でも歩いてはいない。


とにかく『精神力』だけで走っている状態だ。

そんな極限状態の中に私もいた。




そしてその別れ道は来た。




95キロを過ぎた時私の気持ちは完全に切れた。

「95キロまで走ったんだからいいだろう」

という自己満足から1歩2歩と歩いてしまった。


周りのランナーも少しずつ歩くランナーが目立ってきた。


それにつられたと言えば言い訳になるが
そんな言い訳をしても誰も私を責めないだろう。

「そうだ、ここまで来たんだから後は歩いても完走できる」



そう思いながら歩いていた時、

残り4キロ地点のボランティアの方の掛け声に私は「ハッ」ときた。



「頑張ったね」



その何気ない一言に私は今まで頑張ってきた
96キロ、約12時間の道のりを思い出しウルっと来た。

いや、実はウルッどころではなく
グゥオーという何かがこみ上げて私はそのまま泣いた。


普通なら「あと4キロだから頑張って!」と言うところを
「(今まで96キロも)頑張ったね」という
まるで96キロマラソンを完走した表彰式をしているような
そんな言葉の掛け方に私は人目も気にせず泣いた。

と同時にこのまま歩いていてはいけないと思った。


しばらく歩いても自己ベストは更新できそうだったが、
そのボランティアの方の一言に私は再び走らなきゃという
義務感のような命令をされた気分だった。


そして私は再び走り始めた。

まだ涙は流れて続けていたが…


それから私はあり得ないことに2キロを泣きながら走った。

過去2回完走した時も「ウルっ」と来ることはあったが
涙を流すほどではなかった。

しかし今年のサロマではなぜか涙がこぼれ落ちるほど泣いた。


この猛暑のサロマで95キロまで歩かずに走り続け
おしるこを食べ自己ベストを更新できそうだ、
ということに対して自分自身を褒め称えたのだろう。

それも96キロからエイドのある98キロまでの
2キロを泣き続けたなんて、人生で一度きりだろう。


そして残り2キロの最後のエイドが見えると
今まで泣き続けて目が赤く腫れているのではと思い
伏せ身がちで暖かいお茶を少し頂き
もう二度と歩かないとの思いを秘めてゴールへ向かった。


沿道では「もうすぐだ」「あと2キロ」という声を掛けられる。


もうゴールは間近だと誰もが感じていた。




ゴールゲートに入る直前の沿道では仲間がみんな待っていてくれた。


「プチアスさん、ナイスラ~ン!」

「凄いよ、プチアス!」


そんな声を受けて私は笑顔でゴールラインに向かった。

20100627__サロマゴール前.jpg


このゴールまでの花道は何度走っても本当に嬉しい。

今までの苦しい、暑い、痛い思いなど全て忘れるくらい
嬉しい、楽しい、ワクワクするような場所だ。

沿道の人達全員とハイタッチをしながら
ゴールしたいくらい有頂天になる。




そんなワクワクするようなゴールラインを
12時間23分台で通過した。

自己ベストを約17分更新して。




ゴールラインを一歩超えると
今まで100キロをコツコツ走り続けた足は
不思議と全く動かなくなる。


チップを外したり景品を受け取ったり
アイシングをしたり荷物を受け取ったりと
ゴール後もやることは沢山あるのだが
とてもそんなことを出来る状態ではなかった。

ほんの数10メートルの中で出来ることなのだが
荷物がある50メートル先の場所まで歩くのに
10分以上かかったほどだ。


しかも今年は猛暑の中を走りきったためか
荷物を受け取って仲間のところにたどり着いた時には
具合が悪くなり頭痛と吐き気がしていた。

当然、配布された弁当にも全く手を付けられず
少しの間その場で横になっていた。




それから少しすると今度は閉会式と
完走パーティーが始まった。




開会式と共にこれもサロマの楽しみの一つだ。

少し横になっていたためかその頃には
頭痛や吐き気も少しおさまりビールを2杯飲んだ。

各種海産物の炒めたものや揚げたもの
野菜や肉類などが食べきれないほど振舞われる。


完走できなくてもこのパーティーに参加するだけで
元が取れそうな気分になりまた来年も来たくなる。




そんな閉会式と完走パーティーも終わり
我々は常呂に運ばれていた車で宿泊先へ向かった。


宿泊先では再び完走祝い&反省会
という名のささやかな宴会が行われた。

昨年は同行メンバー6人全員が100キロを完走したが、
今年はなんと3勝3敗の50%だった。

大会全体の完走率が49%だったことを考えると
改めて猛暑の影響があったことは確かだ。


私も昨年に続き何とか完走したものの
課題は多く来年は来年でまた一から出直しです。







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サロマ湖100kmウルトラマラソンレポート その4 [大会情報]


私の中ではサロマ最大の難関である
70キロを通過したことで峠は越えたかなという感はあった。

初めて完走した時は80キロの関門がつらかったが
2回目に完走した時は70キロの関門の方がつらかった。


しかも今年は30℃を超える中で着々と関門を突破し
この頃には徐々に気温が下がっていた。


50キロ前後での体感温度が35℃だとしたら
70キロ関門での体感温度は25℃だった。

55キロまでにリタイアした人達には申し訳ないが
後半はかなり走りやすい気温になっていた。




そんな中、72キロ付近にあるエイドには
おしるこやそうめんが置いてあるのだが、
過去2回とも全て品切れ状態で悲しい通過点だった。


しかし


今年のエイドにはなんとおしるこもそうめんも
沢山置いてあるではないか?

あまりの暑さにみんな手を付けなかったのか
それともリタイアが多かったので余ったのか。


いずれにしても私はまさに棚からぼた餅の気分で
小さなカップに一口サイズのお餅が入った
サロマのおしるこを初めて食べた。

20100627__サロマおしるこ.jpg


私が5年間食べたいと思い続けたそのおしるこは
何とも言えない感動の美味しさだった。

その美味しさをかみ締めながらストレッチして
さあ行こう!と思ったのだが、

その味を忘れたくなくてもう一つ頂いた。



55キロのおにぎりとこのおしるこを食べればもう百人力だ。
やはりマラソンにはおコメが一番似合う。



今度こそよし行こう!と思ったところへ
「あっプチアスさん!」という声が。

なんと過去8回完走しているMさんが
エイドの側で座っていた。
しかも走れる格好ではない。


今年9回目の完走は間違いないと思っていたのだが
そのMさんがなんとリタイアしていたのだ


我々の仲間では最もサロマンブルーに近い人が
リタイアするほどの今年のサロマに再び恐怖感を覚えた。



更には42.195kmでリタイアしたF先生とも
少し立ち話をしてから80キロの関門を目指した。





それからワッカまでの道のりは徐々に涼しくなっていった。





さっきのエイドで随分時間を食っていたので
まずは80キロの関門までは歩かずに走ろう、と決めた。


足の状態は不思議と「特に」どこも痛くないが
全部が痛いとも言える極限の状態だ。


後は気持ちの問題だけなので「絶対歩かない」
という気持ちだけで一歩一歩ワッカを目指した。





ワッカに入る入り口は出口も兼ねているので
ゴールまであと2キロというランナーとすれ違う。

その人たちの苦痛に歪んだ顔と
何とも言えない達成感に近い表情は
とても羨ましくてたまらなかった。




80キロ通過 9:49:43(1:16:11)




やっとワッカの入り口にたどり着いた。

関門時間まで10分ほどだったので
少し危なかったがここまで歩かず来たことに
ちょっぴり自分を褒めてあげたい気分だった。



ここから数百m続く上り下りは意外に、
というかかなりきつい。



例年80キロ関門を通過した安心感から
この坂で歩いてしまう人が多いのだが
今年は少し様子が違う。



きつい上りでも歩いている人がほとんどいなかった。

さすがこの暑さの中ワッカまで来たランナー達は
根性が違うのか誰一人として歩く気配はない。

正直言って私も「少しくらい歩いてもいいだろう」
と思っていたのだが周りの光景を見て
歩くことが恥ずかしくなっていた。


とにかく長く続くこのワッカの道のりを
ひたすらコツコツと走るしかなかった。




ワッカの道のりを走り続けると
前方に見覚えのあるランナーを発見した。

それは札幌から同じ車で来たMドクターで
土曜日の朝まで外科手術をしていた救命医。

彼も同行メンバーと同じく昨年
サロマを完走してからウルトラに魅せられた一人で
すでに富士五湖を完走していたのだ。

そんなMドクターと軽くハイタッチをして
私は再びコツコツランで前を目指した。



今年のサロマでは各エイドでの補給に時間を掛けた。



意識して時間を使ったわけではないのだが、
水分とその他の補給物をしっかり摂りたかった。

85キロのエイドでもスイカを3個ほど食べて
気分だけでも爽やかな気分に浸りたかった。



実はワッカの先での折り返しの道はやたら細い。
一部では完全に一人しか通れないほどの通路になる。

もちろん元気のあるランナーは
その横の荒れた道をグイグイ走るのだろうが
そんな人はなかなかいない。

みんな黙々とその細い道を通って
折り返し後の90キロ関門を目指す。





90キロ通過 11:04:02(1:14:19)





いよいよ残り10キロまで来た。

ここまでエイドの補給には時間を掛けたが、
それ以外では一歩も歩かずに走り続けた。

ここらで再び「歩きたい」という気持ちが芽生えたが
もう少しの我慢だと思い走り続けた。






(感動の完結編へ続く)

タグ:マラソン
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