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トライアスロンへの道11 [トライアスロンへの道]


山道での自転車練習で上り坂を上手く登れず

「ペダルを押してばかりじゃダメだ」

と言われたが何のことかさっぱり解らなかった。


「自転車のペダルは押すものでしょう!」


と疲れてヘトヘトになっていたこともあり、
私は逆ギレしそうになった。




しかしよく考えてみた。

ペダルとシューズが固定されているということは、
押すだけではなくペダルを上に引っ張る力も使えるということだ。

思わず「なるほど」と納得したものの、
それを意識するとぎこちない感じになった。


更に先輩達が言うには、
そもそも自転車のペダルは円運動を描くことにより
前に進むんだからそれも意識しないとダメらしい。

ますます混乱してきたが、一つ言えることは
普通の自転車とは力の掛け方が違うということだ。

とにかく円運動の全体に力を分散させて
効率的なペダリングをしていくしかない。




そんな試行錯誤している私などお構いなしで、
練習距離はどんどん延びて毎回100km以上が当たり前になった。

ロングトライアスロンのオロロン大会には、
次のシーズンから出場すると宣言していたのに、
先輩達と一緒にその練習メニューをこなすようになっていった。




トライアスロンへの道10 [トライアスロンへの道]


最初はロードバイクに乗ることさえままならなかった私だったが、
チームの先輩達のアドバイスもあり徐々に乗りこなせるようになってきた。

ただそのほとんどがサイクリングロードをゆっくり走り、
距離も30~40kmくらいだったので
ロードバイクに「慣れる」練習といった感じだった。

そこでそろそろ本格的な練習も必要だという訳で、
一般道での長距離練習を始めた。





実はロードバイクで一般道を走るのは、結構勇気がいる。

基本的に自転車は車道の左側を走らなくてはならないため、
車道の一部分を占有することになるので実際怖い思いもする。


そんなに危険なら歩道を走ればいいじゃん!と思うだろう。


確かに自転車も条件付きで歩道を走ることは出来るが、
30km/h以上で走る自転車が歩行者優先の歩道を走ったらどうなるか?

しかも歩道には車が出入りする斜めの段差がかなりあるため、
そもそもあまりスピードは出せない。



だから一般道でロードバイクの練習をする時は、
絶対に歩行者などいないような田舎道を選択する。

もちろんそんな場所には歩道などなかなかないので、
どちらにしても車道を走るしかない。


まずはゴルフ場などがあるような山間部で鳴らし運転をした。

もちろんこのような場所はほとんどが上り下りばかりなので、
いきなり厳しい練習となった。



少し走るとすぐに「心臓破り」級の上り坂になり私は撃沈した。

ほとんどスピードが出せず先輩達は遥か先に行ってしまい見えなくなった。


やっと頂上で待っていた先輩達に追い付き、

「よくあんな坂をスイスイ登れますね」

と言うと


「ペダルを押してばっかりだから登れないんだろ!」


と言われて私の頭の中は「???」だった。




山あり谷あり凹みあり [練習日記]


先週から風邪をひいていまして、
一週間ぶりに練習を再開しました。

実はその安静にしていた日曜日、
誕生日だったんですよね。


完全に忘れていた訳ではないのですが、
快晴の日曜日に風邪でダウンして
練習も出来なければ布団にこもるしかないです。

私は布団の中でまた一つ歳をとってしまいました。



その数日後、誕生日など忘れていた時に
プレゼントをもらいました。

しかも、そろそろ買わなきゃと思っていた
ジョギング用のソックス。


当然そんなこと誰にも言ってなかったのに、
プレゼントしてもらえるなんて…

もう涙が出そうなくらい嬉しかったです。


更に更に仕事関係の方に
「今度、飯でもご馳走しますよ」などと言われて、
社交事例でも嬉しいものです。




そんな浮かれ気分のまま走ってみると、
一昨日の病み上がり22キロ走が
筋肉痛になっていて若干へこみました。



今日のラン  23.4キロ
今月のラン   83キロ




トライアスロンへの道9 [トライアスロンへの道]



新しい自転車が完成したというのに、

一度も乗らないまま冬を越してしまった。


しかし、私はその冬の間も地道に雪の上を走っていた。






そして翌年の春になり、北海道にもマラソンシーズンがやってきた。




その頃から私はYさんが一緒に練習している

トライアスロンチームの人達と練習する機会に恵まれた。




その人達の練習は私が今までしていたものとは随分違っていた。

私はその時初めてLSDという練習方法を知った。





ご存知の方が多いとは思うが、

LSDとはロング・スロー・ディスタンスの頭文字を並べた言葉で

「ゆっくり長い距離を走る」練習方法である。


彼らの練習はこれがベースになっていたが、

最後に全力ダッシュで締める時は全く着いていけなかった。






そんな練習をしている中、出場したハーフの大会で

今までの記録を一気に4分も縮める1時間35分台が出た。


早速LSDの効果が出たのかどうかは解らないが

「練習量は裏切らない」と誰かが言っていたのを思い出した。








それからまもなく自転車の練習が始まった。






最初はチームの人達とサイクリングロードを走ることになり、

出発しようとするが…上手く発進出来ない。



ロード用の自転車はペダルとシューズを

固定するため乗り方にはコツがいる。




基本的には普通の自転車と同じ流れだが

ペダルを固定するのが最初は難しい。


私がモタモタしているのを見てチームの人達は笑っていたが、

最初はスケートに乗るくらい難しく感じた。






私のロードバイクはやっと前に進んだ。






そして、一歩ずつトライアスリートに近付いていた。


北海道マラソンエントリー [大会情報]


今年もこの季節がやってきた。

北海道マラソンのエントリーは
年々競争が激しくなっている。

2年前に参加資格が緩和され募集定員が
増えたことから、今まで北海道マラソンに
出られなかった人達が一気に増えた。



その一昨年のエントリーは過酷なレースなった。

申し込みサイトはエントリーどころか、
ログインさえも出来ない状態でヤキモキしたが、
数時間すると落ち着いてエントリーすることが出来た。

そして昨年はサーバーを強化したのか、
わりとスムーズにエントリーが完了。



しかし今年は更に競争が増したようで、
エントリー開始後の9時10分にログインすると
「整理券」と書かれた画面が…

よく見るとすでに1,200人あまりが待機状態で
エントリー画面に入るまで1200秒待ってくれと。

1200秒ってことは20分もこのまま待つことになるらしい。



それから20分弱経過すると
かなりスムーズにエントリーが完了。

9時30分には払込票を印刷して、
9時45分には近くのコンビニで払い込みを完了。

先着順とは言え受付開始から45分後に
払い込みを完了すれば、さすがに間に合うだろう。



でも、それでも間に合わなかったとしたら
丸一年間呆然とするしかなくなる。

まずは参加承認証が届くのを待つだけです。




オフシーズン終了 [練習日記]



今週から気分は春です。

と言っても特別いいことがあったわけではなく、
気温が上がり気持ちよく走れるようになっただけですが。



月曜日にはしばらく忘れていた
レース用シューズの修理依頼をして
かなり長くなっていた髪をバッサリ夏仕様に。



昨日は遂に今年初の夏用シューズで走りました。

今まで履いていた雪上用シューズ
「スノーターサー」は今シーズンで引退です。

6年間雪の上を走り続けた彼は、
本来のグリップ力を失い氷の上では不安でしたが、
来シーズンは新しいスノーターサーを買うつもりです。




早速、普通のシューズでアスファルトの上を走ると
ついついペースも上がってしまいます。

気が付くと昨年夏の北海道マラソンに
迫るペースで走ってしまいましたが、
冬のトレーニング効果が問われるのはこれからです。


昨年12月は、228.5km
今年1月は、300.3km
2月は、200.3km
3月は昨日まで、213.5km


シーズン中と変わらない練習量でこのオフを
過ごしたことはきっと力になっているはず。


「走った距離は裏切らない」


今年の私はワンランクアップ目指します!




昨日のラン  22.5km
今月のラン 213.5km



トライアスロンへの道8 [トライアスロンへの道]



あまり乗り気じゃなかったものの、
とりあえずトライアスロンを始めようと決めた。

マラソンに関してはフルマラソンで
サブフォーをクリアしていたので、
それはいいとしても残りの水泳と自転車はゼロからのスタート。


そこで様々なアイテムが必要になってくるが、
出来るだけ安く済ませたいのでまずはYさんに相談した。

すると、たまたま新しい自転車を購入するので
今まで使っていた自転車を安く売ってくれるという。

それなら是非と思いお願いすることにした。




しかし、ロード用の自転車は
みんなそれぞれ様々なパーツを自分で
選んで付けるのが楽しみだったりする。

もちろんYさんも自分の好きなバーツは
新しく購入する自転車に使うため、
私が売ってもらう自転車は完成車ではなく
少々歯抜け状態になっていた。


最終的には本体のフレーム(三角形の部分)と
シート・ギア等とハンドルが残った。
したがって、私が揃えなきゃならないのは
タイヤ・ホイールに変速機付きのブレーキ、
ペダルにシューズそしてヘルメット。

これだけで本体の値段を上回ってしまったが、
全て自分で選んだ新品パーツなので
それなりの金額になるのだろう。


これも体験会で自転車を貸してもらった自転車屋さんに、
オーダーから取付まで全てお願いした。

そして晴れて自分の自転車は完成した。
いろんなメーカーの部品を付けた
世界に一つしかない自分の自転車だ。



早速、練習しようと思ったが私の住む北海道は
すでに冬を迎える時期で、外での練習は出来なくなる。

室内練習用のローラーという手もあるが、
とてもそこまでの予算はなかったので、
私の新しい自転車は春までお預けとなった。



という訳でその年のシーズンオフは
地道に雪上ジョギングのみで過ごした。



再び小樽ラン [練習日記]


震災があってから何となく
ブログを書く気にならず放置してました。

その件に関しては皆さん様々な活動をしている、
又はしようとしていると思うので特に触れません。

気持ちは一つだと思うので。






話を本題に戻しますが昨日は
元旦以来2度目の小樽ランを敢行しました。

と言っても今回はトライアスロン仲間の
人達と一緒に行くことになりました。



しかし、当日の朝私は予想通り(?)寝坊。



先に行った軍団に追い着くべく
気合のペースで走っていきましたが、
なんと途中で下痢に襲われ小休止。

思いの外天気が良かったこともあり
厚着の私はそれからは脱水気味で足が動かず
徐々にペースダウンしていきました。


結局はゆっくり昼食を終えた先行隊に
ギリギリでやっと追い着き目的地の
湯の花手宮殿で温泉&ビール。

温泉地で飲むビールは
何であんなに美味しいのでしょう。

普段1杯ならしか飲まないビールを
ついついおかわりしてしまいました。




昼間から飲むと寝るのも早いもので、
今朝は久々に朝から軽くリカバリラン。

出だしはひざと太ももがピリピリしていたので
10キロくらいにしようかなと思いましたが、
途中から調子よくなりそのまま20キロ超。

2日で60キロ超走ったご褒美として、
久々のピザでまた飲んでしまいました。




昨日のラン  40.9キロ
今日のラン  21.7キロ

今月のラン 148.9キロ


タグ:マラソン

トライアスロンへの道7 [トライアスロンへの道]


なんとかトライアスロンの体験会を終えたものの、
その時の私は挑戦したいという気持ちにはならなかった。


むしろ「あんなのとても無理だ」と思っていた。


そんな私の気持ちを知ってか知らずか、
私を体験会に誘ったYさんから
早速トライアスロンへの勧誘が再開された。


「もう少し泳げるようになったらオロロンも余裕だから」


彼はいつも人を乗せるのが上手い。

彼自身も相当なアスリートであることは間違いないが、
指導者になったらオリンピック級の選手を育てられるかも
と思うほどおだてるのが上手い。





しかし、そんなYさんにトライアスロンの魅力を
何度も語られるうち、私は徐々に洗脳されていった。

そして遂にトライアスロンを始める決意をした。


「2年後のオロロントライアスロンを目指す」


というちょっと頼りない決意だったが、
当時全く泳げなかった私にとっては最大限の強がりだった。

しかし、本格的なトライアスロンの大会に出るには
様々なアイテムを揃えなきゃならないということも大きな障害だ。



実際、ウェットスーツは3~6万

ロードレース用の自転車は完成車で10~50万するという



自転車は知り合いの中古を安く売ってもらうことも出来る。

しかし、ウェットスーツは自分の体にピッタリ合った
トライアスロン用の物が良いらしいので、
みんなオーダーで作っているらしい。



まさか大会に出る前に
そんなに準備するものが必要だなんて…

やはりトライアスロンは深すぎる。



トライアスロンへの道6 [トライアスロンへの道]



まるで罰ゲームに負けたかのような
つらい時間をプールで過ごした私だったが、
いつまでもクヨクヨしている暇はない。


トライアスロンというと海から上がって
すぐに自転車に飛び乗るというイメージがあるのだろうが、
そういった大会はどこでも出来る訳じゃない。

ましてや海で泳ぐとなれば安全対策に経費が掛かるので、
参加費やスポンサーなども相当必要になる。

だからローカル大会ではプールを使い、
バイクとランは公園などを使うことが多い。




もちろんこの時もプール&公園という形式で、
泳ぎ終わった選手から順次公園に移動して、
ゆっくりと自転車やマラソンの準備をすることになる。

通常のトライアスロン大会では
自転車とマラソンのシューズは別なので、
事前に自転車の点検・着替えのチェックと同時に
シューズの交換を素早く出来るように工夫することが重要となる。


しかし、その日はマラソンシューズのまま
自転車に乗って走ったので、
実はほとんど準備する物はなかった。

という訳で簡単な準備も終わり、
タイム差スタートによりトップ選手から
20分遅れて私の自転車競技はスタートした。




その日は「体験会」ということもあり、
自転車の種類も様々だった。

さすがにママチャリはいなかったが、
私のようなMTBからバリバリのロードレーサーまでいた。


実はロードレース用の自転車は
競輪のようにペダルとシューズを固定しているため、
下に押す力だけではなく、上に引っ張る力も使えるので
通常の自転車よりはスピードが出やすい。

そんなロードレーサーが多い中で
私はMTBで必死に頑張った。

何人か抜いたかもしれないが、
同じ所を何回も回るので周回遅れで
スタートした私には状況がつかめない。





そして自転車競技も終わり今度はマラソンに移る。




自転車を置き走り出した時には
股関節に何とも言えない違和感を感じたが、
少し走るとそんなことはどこかに吹き飛んでいた。

三種目の中で唯一レース経験がある種目なので
ここで頑張らないと挑戦した意味がない。

5キロという私にとっては短い距離だったが、
それだけに全力で走った。





そして、長いような短いような
トライアスロン体験会のゴールが見えた。

感動という程の盛り上がりは感じなかったが、
ある程度の達成感はあった。






その後は私を誘ってくれたYさんの知り合いと共に焼肉をした。

初めて会う人ばかりだったが、
スキーで国体やインターハイに出た人などが多くびっくりした。





後にこの人達やその仲間達と一緒に
トライアスロンの練習や大会に出ることになるとは
その時は全く想像もしてなかった。






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