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トライアスロンへの道18 [トライアスロンへの道]



今回の大会も初心者編と同じくプールを使い、

会場を移してバイクとランを行う形式だった。




前回は自転車屋さんから借りたロード仕様の

マウンテンバイクで出場したが、

今回はちゃんと自分のバイク がある。



当然、シューズもロード専用の物で、

ヘルメットもちゃんと購入した。



バイクを降りてランに移るまでの工程

(トランジッション)も想定してランシューズも

しっかりセッティングしてバイクのスタートを待った。





スイムでダントツの最下位だった私は、

トップから20分以上も遅れてスタートしなければならない。



もちろんこの大会のトップ選手は、

北海道のトップ選手と言ってもいい位なので、

追いつくことなど出来ないが悲しい差だ。




トップ選手が何回も周回コースを回っている頃、

私はバイクのスタートを切った。



バイクに関しては先輩達と一緒に練習していたこともあり、

最後尾から何台か抜いていった。



最終的には27台中23位だったようで、

まだまだだなぁという感じは残った。




そして、バイクを降りた私は

バイクをトランジッションエリアまで押して、

バイクシューズを脱ぎランシューズに履き替えた。



この辺は思ったよりスムーズに出来、

そのまま最後のランに入った。




バイクを降りた直後にランを走ると

股関節がぎこちない感じは残ったが、

すぐにスピードに乗りいつものペースで走った。



ランでも何人か抜いていたようで、

27人中19番目のタイムだった。



しかし、スイムでダントツに遅いタイムを

たたき出した私はトータルで27人中26位となり、

なんとかこの大会を無事に完走できた。





スイムに関しては課題だらけというか、

そもそもほとんどまともに泳いでいない状態なので

とにかくレッスンを頑張るしかない。



しかし、バイクとランについては

それなりに納得できる内容だったので

この日は気持ちの良い祝杯をあげた。





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トライアスロンへの道17 [トライアスロンへの道]



スイミングスクールで

初心者コースから水泳を習い始めた頃、

トライアスロンの市民大会に出てみた。



まだ息継ぎはちゃんとできないが、

とりあえず25m泳げれば昨年の体験会よりはましだ…

と軽く思ってエントリーした。




今回の市民大会は前回の体験会とは違って

ちゃんとしたトライアスロンの大会に出たことがある人ばかり。



しかも北海道トップの選手も多く、

体験会とはレベルが10倍くらい違う。





そんな中でスタートした超初心者の私は

相変わらずマイペースで25mを泳ぎ始めた。





最初の25mは予想通り泳げたが、

まだ息継ぎはマスターしていなかった。



結局25m毎に足を付き大きく深呼吸をして

またスタートするということを繰り返していた。




そもそも水泳というのは、地上と同じような感覚で

呼吸をしないと長い時間は泳げない。



息継ぎが出来ない私はその後、

コースの途中で止まることが増えた。



最終的には体験会の時よりも時間がかかってしまい、

大会ボランティアの方々には更なる迷惑を掛けてしまった。





とはいえ、今回は北海道のトップ選手も集まる大会だ。





みんなは「頑張れ!」「ガンバレ!」と言ってくれるが、

予想以上の時間を要してしまった私は

恥ずかしくてたまらなかった。



「この悔しさをバイクとランにぶつけよう!」



そう思った私はプールを後にして、

バイク会場に向かった。




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トライアスロンへの道16 [トライアスロンへの道]


スイミングスクールではついに息継ぎを習う段階に入った。






息継ぎが出来る人にしてみれば



「そんなの顔を横にねじるだけだろぉ」



と思うかもしれませんが、当時の私にすればそれは恐怖だった。






当時の私が思う息継ぎは、顔を前に上げて息を吸う方法。

今では海で泳ぐ時は時々使うが、

当時の私がやると溺れているようにしか見えないだろう。






それはそれとして、まずは足を着いたまま

手の動きと連動しての練習から始まった。

クロールの手を後ろに上げるタイミングで顔も一緒にねじる。

足を着いたままなら誰でも出来るが、

泳ぎながらその動作をしようとすると必ず鼻に水が入る。






鼻から息を吐くという動作に慣れてないから

しょうがないのかもしれないが、

「息継ぎ=鼻に水が入る」では全く意味がない。


しかしなかなか上手くいかない状態が少し続いた。

私が最大の難関と思っていた息継ぎは、

やはり大きな壁となっていた。





そんなタイミングで今度は

市民大会として行われていたトライアスロンに出てみた。



相変わらず水泳は苦手というか25mを泳げないレベルで、

自転車はやっと乗りこなせる状態での参加だ。



再びプールでボランティアの人達に

迷惑を掛けることが予想されたが、

オロロントライアスロン前の最後の体験会だと思って望んだ。








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トライアスロンへの道15 [トライアスロンへの道]



スイミングスクールの初日はほとんど泳がずに無事終了した。

しかし、私には時間がなかった。


2ヶ月後には、2000m泳げるようになっていなければ

ならないのに、ひたすらバタ足ばかり。




全く泳げない男が、実は2ヶ月後のトライアスロン大会に

間に合わせたいなんて口が裂けても言えなかった。




そんなスクールの練習も徐々に進み、

クロールの手の動きを教わるようになった。


でも当時の私には、その動きは全く理解出来なかった。




手で水をつかむ「スカーリング」という動作は、

初心者にとって「水なんかつかめる訳がないだろう!」

とツッコミたくなる技だ。






まぁ実際の話、スカーリングは

今でもイマイチ出来てないので、その頃は本当に大変だった。






そんな厳しい練習も回を重ねると、

ついに「息継ぎ」の段階に入った。


当時の私は息継ぎが全く出来なかった、

というよりやり方が解らなかった。




「息継ぎなんて25m泳いだら立って息をすればいいじゃん」




と思っていたが、海でそんなことを言っていたら

確実に溺れて死んでしまう。



そんな私にとって息継ぎは最大の壁であり、

喉から手が出るほど欲しい神業だった。





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トライアスロンへの道14 [トライアスロンへの道]




ロングトライアスロンを完走するためには

「ある程度泳げる」ことが全然条件となる。


しかし、大会まで2ヶ月の段階で「全く泳げない」私は

スイミングスクールで基礎から習うしかない。





しかし、たった2ヶ月でどこまで出来るのか?





半信半疑のままスクール初日を迎えた。


まずは当然初心者コースに入ったのだが、

その時同じ初心者コースにいたのは私を含めて3人。


隣の中級コースには10人、

そのまた隣の上級コースには20人くらいのスクール生がいた。






初心者コースの他の2人が女性だったこともあり、

私は若干肩身が狭い気がしたが、とにかく基本から学んだ。








バタ足・潜水・スカーリング・水中歩行






いずれも覚えておかなければならないことだろうが、

私が「全く泳げない」と言ったから気を使ったのか。



まずは泳がなくてもいい練習で1時間が終わり、

他の人には悪いことをした。






そんな私のスクール初日は2時間続けて習った。



最初の時間はほとんど泳がず終わったが、

次はビート板を使ってひたすらバタ足の練習だった。


バタ足は水泳の基本でクロールや背泳ぎの時に使う

重要なアイテムなので、上手く出来るようになるまで

しつこいくらい練習した。




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トライアスロンへの道13 [トライアスロンへの道]



沢山の鉄人の前でその年のロングトライアスロンに出る

と宣言したものの、当然不安だらけだった。


トライアスロンは水泳・自転車・マラソンの順に進むのだが、

それぞれに制限時間があるため

その時間内に通過しないと次の種目には進めない。





その時点で競技終了し、収容バスでゴール地点に運ばれる。


しかもその順序は私が苦手な順番に並べられている。


何と悲しいシステムだろう。




かと言って順番が逆だったら完走出来るのか?

と言われると、それも難しいだろう。



いずれにしても、大会に向けて

最優先でしなければならないことは一つだけ。


「泳げるようになること」


これに尽きる。





しかし大会までは2ヶ月ちょっとしかない。



25mもまともに泳げない、息継ぎも出来ない男が

たった2ヶ月で2000mを泳げるようになるのか?


いずれにしても、ある程度泳げるようにならないと

大会に出てもまたボランティアの人達に迷惑をかける。


とにかくスイミングスクールにでも行くしかない。


という訳で職場の近くにあるスイミングスクールを

チョイスして最初のスクールに挑んだ。




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トライアスロンへの道12 [トライアスロンへの道]




いつの間にか自転車の練習量が

ロングトライアスロン並みになっていったある日、

チームのメンバーが久しぶり集まっての飲み会があった。



その時も私はオロロンには

次のシーズンから出ると言ったのだが、

チームのメンバーは絶対出た方が良いと聞かない。






どうもオロロントライアスロン大会は

来年でなくなってしまうという噂があったので、

出られる時に出ておいた方が良いというのだ。





そうは言っても当時国内最長距離240kmの

トライアスロン大会まで2ヶ月ちょっとしかない。


しかもいまだに泳げないというのに、

普通の人なら出ようなんて思わないだろう。






しかし彼らは普通の人ではない、超人「トライアスリート」だ。






いやその中でも滅多にお目に掛かれないであろう

「ロングトライアスロン」をメインとしている

「真の鉄人」トライアスリートなのだ。


生半可な言い訳をしても、

「2ヶ月もあれば余裕じゃん!」と言われるのがオチだ。







そんな超人達に囲まれ私は覚悟を決めるしかなかった。




「わかりました、今年のオロロンに出ます!」




沢山の超人、いや鉄人達の前で

私はその年に行われるロングトライアスロン、





「日本海オロロンライントライアスロン国際大会」



への出場を宣言してしまった。




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トライアスロンへの道11 [トライアスロンへの道]


山道での自転車練習で上り坂を上手く登れず

「ペダルを押してばかりじゃダメだ」

と言われたが何のことかさっぱり解らなかった。


「自転車のペダルは押すものでしょう!」


と疲れてヘトヘトになっていたこともあり、
私は逆ギレしそうになった。




しかしよく考えてみた。

ペダルとシューズが固定されているということは、
押すだけではなくペダルを上に引っ張る力も使えるということだ。

思わず「なるほど」と納得したものの、
それを意識するとぎこちない感じになった。


更に先輩達が言うには、
そもそも自転車のペダルは円運動を描くことにより
前に進むんだからそれも意識しないとダメらしい。

ますます混乱してきたが、一つ言えることは
普通の自転車とは力の掛け方が違うということだ。

とにかく円運動の全体に力を分散させて
効率的なペダリングをしていくしかない。




そんな試行錯誤している私などお構いなしで、
練習距離はどんどん延びて毎回100km以上が当たり前になった。

ロングトライアスロンのオロロン大会には、
次のシーズンから出場すると宣言していたのに、
先輩達と一緒にその練習メニューをこなすようになっていった。




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トライアスロンへの道10 [トライアスロンへの道]


最初はロードバイクに乗ることさえままならなかった私だったが、
チームの先輩達のアドバイスもあり徐々に乗りこなせるようになってきた。

ただそのほとんどがサイクリングロードをゆっくり走り、
距離も30~40kmくらいだったので
ロードバイクに「慣れる」練習といった感じだった。

そこでそろそろ本格的な練習も必要だという訳で、
一般道での長距離練習を始めた。





実はロードバイクで一般道を走るのは、結構勇気がいる。

基本的に自転車は車道の左側を走らなくてはならないため、
車道の一部分を占有することになるので実際怖い思いもする。


そんなに危険なら歩道を走ればいいじゃん!と思うだろう。


確かに自転車も条件付きで歩道を走ることは出来るが、
30km/h以上で走る自転車が歩行者優先の歩道を走ったらどうなるか?

しかも歩道には車が出入りする斜めの段差がかなりあるため、
そもそもあまりスピードは出せない。



だから一般道でロードバイクの練習をする時は、
絶対に歩行者などいないような田舎道を選択する。

もちろんそんな場所には歩道などなかなかないので、
どちらにしても車道を走るしかない。


まずはゴルフ場などがあるような山間部で鳴らし運転をした。

もちろんこのような場所はほとんどが上り下りばかりなので、
いきなり厳しい練習となった。



少し走るとすぐに「心臓破り」級の上り坂になり私は撃沈した。

ほとんどスピードが出せず先輩達は遥か先に行ってしまい見えなくなった。


やっと頂上で待っていた先輩達に追い付き、

「よくあんな坂をスイスイ登れますね」

と言うと


「ペダルを押してばっかりだから登れないんだろ!」


と言われて私の頭の中は「???」だった。




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トライアスロンへの道9 [トライアスロンへの道]



新しい自転車が完成したというのに、

一度も乗らないまま冬を越してしまった。


しかし、私はその冬の間も地道に雪の上を走っていた。






そして翌年の春になり、北海道にもマラソンシーズンがやってきた。




その頃から私はYさんが一緒に練習している

トライアスロンチームの人達と練習する機会に恵まれた。




その人達の練習は私が今までしていたものとは随分違っていた。

私はその時初めてLSDという練習方法を知った。





ご存知の方が多いとは思うが、

LSDとはロング・スロー・ディスタンスの頭文字を並べた言葉で

「ゆっくり長い距離を走る」練習方法である。


彼らの練習はこれがベースになっていたが、

最後に全力ダッシュで締める時は全く着いていけなかった。






そんな練習をしている中、出場したハーフの大会で

今までの記録を一気に4分も縮める1時間35分台が出た。


早速LSDの効果が出たのかどうかは解らないが

「練習量は裏切らない」と誰かが言っていたのを思い出した。








それからまもなく自転車の練習が始まった。






最初はチームの人達とサイクリングロードを走ることになり、

出発しようとするが…上手く発進出来ない。



ロード用の自転車はペダルとシューズを

固定するため乗り方にはコツがいる。




基本的には普通の自転車と同じ流れだが

ペダルを固定するのが最初は難しい。


私がモタモタしているのを見てチームの人達は笑っていたが、

最初はスケートに乗るくらい難しく感じた。






私のロードバイクはやっと前に進んだ。






そして、一歩ずつトライアスリートに近付いていた。


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